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沙羅の語り部
性別:
女性
自己紹介:
沙羅ノ国。一般的には「シュアラ」の呼称がつかわれている。
帝と巫女姫が執政を行うこの国の、雅で切ない物語。名無しの語り部が語るとしよう。
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大好き三つ子ちゃんシリーズ第三弾!
蒼牙と新がどんなふうに先輩やってるか書いてみます。
蒼牙、新、14歳。カルミノ編後。
三つ子にうどんそばを食べさせる目的と、もうひとつたくらみが…。
4らへんから小町ズと絡ませたいっと虎視眈眈としています。うふふv

○ ○ ○ ○ ○ ★ ○ ○ ○ ○ ○ ★ ○ ○ ○ ○ ○

『竜の落とし子』


「おーい! 慎、凛、賢!」
「あーっ蒼牙先輩っ新先輩! こんちわーっす」
 授業も終わり、さあ帰ろうとしていたところに、闊達とした声が後から降ってきた。折々声をかけてきて遊びに連れて行ってくれたり、美味しい料理のお店に連れて行ってくれたりする新がぶんぶんと手を振っていた。
 隣では蒼牙がひらひらと手を振ってこっちこいこっちこいと三つ子を呼んでいる。
「な、激ウマのうどんと傍の店が今日食い放題なんだ。いかねーか」

「うどん…?」
「そば…?」
「それって…」

「あの、ぶつぎりで、ねっとねっとのアレ!?!!」
「いや、違うだろ」
 ざっと身を引いた三つ子に即蒼牙のツッコミが入る。
 その時、三つ子が胸に下げているメダルが異変を起こす。
 淡く光るそれが急に眩しいほど強く輝きだしたのだ。

「ぅえっなんだっ?」
「ひかりすぎじゃないか?!」
「蒼牙先輩人間じゃなくなった!?」

 なにごとだなにごとだとおたおたし始める三つ子にため息をついて、蒼牙が右肩を見る。
 常人には見えないが、そこには小さな蛇体をちぢこませた水竜がいた。
「浅燈、人身とれるか?」
『あい』
 どこからか幼子の声が聞こえてくる。と思ったとたん、眼の前に四歳くらいの男の子が立っていた。耳が少しとんがっている。
 それと同時にメダルの光が弱まった。
 幼子は蒼牙の袴にしがみついて、恐る恐る三つ子を見上げている。

「こいつ、水神のコドモ」
「ひらたくいやあミヅチの仲間ってとこか?」
「へええーっ」
「浅燈、こいつら、リインと幼馴染なんだよ」
 蒼牙が浅燈を抱き上げて、人見知りしている己の式神に言い聞かせる。
「りーん、と…?」
「よろしくー。僕、賢です」
「俺、慎。長男です」
「おい、勝手に決めるな。俺、凛です。いちばん頭いいのが長男だろー?」
「そんなの関係ないよ。僕達一卵性なんだから。ケンカやめようよ」
 おろおろする賢を尻目に、賢と凛は言いあいをやめない。浅燈は蒼牙にしがみつきながら、賢の頭をとんとんとたたいた。
「よろちくおねがいしましゅ。ぼく、浅燈でしゅ」
「うん。よろしくね。ほらあ、慎、凛」
「かわいーな」
「でかくなったらのせてくれよ?」
「う? あーいっ」
 すっかり脅えが取れて浅燈はご機嫌だ。イドリアンは本当に人と仲良くする天才だな、とぼんやり思いながら蒼牙は苦笑した。
「なになに。なんかうまいもん食べ行くの?」
「アルス」
 ひょこりっとどこからか現われた青年に蒼牙が眉をしかめる。
「しかもおごり? いやあ悪いなあ。俺も行く行く」
「生徒におごらせるって……、なあ土竜先生がこっち来てるぜ?」
「ぇえっ」
「ごしゅーしょーさまーほれいくぞーっ!」
「じゃあなアルス」
「そんなーっ」

◇ ◇


「これが……」
「うどんと…そば」
「すごい。長くて白い…」

 10人前のうどんと同じく10人前のそばを目の前にして、三つ子が感嘆の声をあげた。
 三つ子のあまりの驚きようにいったいこいつらはどんなうどんやそばを食ってきたんだと問いたい気分になる。

「「「いっただっきまーすっ」」」

 白くて太くてつやつやのうどん、灰色の細く長いそばをざるに盛って、付け汁につけて食べるというお手軽なものだが、これが結構美味。

「うまいーっ!!」
「俺、生きててよかったっ」
「本当においしいですっ」

 さすが育ち盛り。その食いっぷりは見事なものだ。それを見るのが楽しみで、蒼牙と新が都の食べ物屋に三つ子を連れてっているといっても過言ではない。
 
「あれー浅燈もうどん食べるんだ」
「う?」

 蒼牙によそってもらい、箸を使いながらぱくん。ぱくん。と食べていた浅燈は首をかしげる。

「綺麗な水場がありゃ、別にいーんだけどよ、人間の食いもんもたべれんだよ」
「あいっおいちいでしゅっ」
「「「へえええ」」」
「まあ見た目の成長もはやくなるしな」
 
 ぽん、と蒼牙が浅燈の頭を叩く。浅燈は嬉しそうに笑って、またあぐあぐとうどんを食べ始めた。

「そういえば…カルミノでエイロネイアの竜と会ったな。シュークリーム食べてた」
「本当ですかっ? うわーみたいー」
「そいつも人型とっててさ、女の子だった」
「しゃうっていうのー。しゅきー」
 浅燈がにこにこと続ける。慎がほおおと声を漏らす。





 今日は水神の仔にあいました。
 とってもとっても可愛い子です。
 竜神も女の子好きになったり食べ物食べたりするんだなーと思いました。
 うどんとそばが涙が出るほど美味しかったです。


 fin.
 +++++++++++++++++
 うどん食べ放題の巻ーvつるしこー★
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どんなうどんを……? ほろり
ごめんね、ジンはつぶしもの(マッシュポテト、コロッケ、ソラマメのシチュー他)と揚げ物は得意なんだけど、粉モノは苦手なんです。イリスはゆでるか焼くかしかできないんです。
ねちょねちょにとにとにゃらにゃらなソバもどきしか食べていなかった……ましてやコンブダシもカツオダシもなく……トンコツならぬ牛のテールスープで食べていたのでした。

あさひ、かーわーいーいー♪
3つ子、先輩方にかわいがってもらってよかったね。
(しかし、アルス先生、ここでもこんな扱い……ぷぷぷ)
ヴァル 2009/02/28(Sat)11:59:37 編集
合掌(笑)
トラウマものだ…ねっとねとのうどん。
アルテミスでもシャルでもいじめっこには変わりないが(笑)。
いーんです。アルスは。エンターティナーですから。
原作の初登場でレンに顔面にレンガを投げつけられて、そのままスルーされたという伝説を残す男ですから。
梧香月 2009/02/28(Sat)13:33:54 編集
それでもジンは素敵なおじさま^^
蒼牙「……牛汁…?」
新「……いやあ揚げ物が得意ならいいんじゃねえ?」
蒼牙「つーかもどきでもなんでもな新「しいいいっ」

アサヒ書くの好きです。うふふv
面倒見いいんですよ。それに二人末っ子だし^^v
三つ子の存在は嬉しいのですっ!
日和小春 2009/02/28(Sat)23:22:17 編集
アルスww
アサヒ「今度はあるしゅもいこうねえー」ぱたぱた。
もちろんアルスのおごりで^^v
日和小春 2009/02/28(Sat)23:23:16 編集
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