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シュアラ編中心サイト。
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プロフィール
HN:
沙羅の語り部
性別:
女性
自己紹介:
沙羅ノ国。一般的には「シュアラ」の呼称がつかわれている。
帝と巫女姫が執政を行うこの国の、雅で切ない物語。名無しの語り部が語るとしよう。
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ソファーで相手に抱かれる時のことを思いだしながら××している受けを書きましょう。
→うん。保健室にしようか!!! 小話ですので短いです。
※18歳未満はみちゃだめだYO(`>ω・´)











「少し席を外すわね」
 そう言い置いて、保健医はカーテンを静かに引いた。がらら、とドアが閉じる音のあと、静寂が落ちる。
 腕時計を確認すれば、5限は中盤を迎えていた。ため息をついて目を閉じる。
 最近、生理前に身体の調子が悪くなる。熱っぽくて、妙な疼きにくらくらしてしまう。体質が変わってしまったのか、なんなのか。少し不安だが、父母は海外だ。お世話になっているいとこ叔母に、相談してみたほうが良いのかもしれない。
 あれこれ考えていると最後に行き着くのはいつも璃音のことで。何もしていないのに肌が火照る。痺れにも似た疼きまでも増して、鈴音は戸惑った。
(……まさか、そんなこと)
 璃音に抱かれる時の切ない感覚に似ているような。だってつい三日前に、璃音と肌を重ねた。そういう関係になってから、週に一度は璃音に抱かれている。それが多いのか少ないのか鈴音には分かりかねるけれども、彼の愛にひたすら満たされる時間は、嫌いじゃあない。
 まさか自分は、あの、甘く狂おしい行為に飢えている? 三日とたっていないのに?
 罪悪感にかられて、鈴音はぎゅっと唇を噛んだ。あさましさを打ち消そうと考えれば考えるほど、璃音の熱い吐息まじりの囁きや、肌を撫でるかさついた指の感触がまざまざと蘇ってきてしまう。
 寝返りをうった途端、鈴音は下腹部の異変にはっとした。せわしなく辺りを確認する。ここは廊下側だから、人が通ればすぐわかる。保健医はまだ帰ってこないだろう。ベッドのカーテンがしっかり締まっていることを確認しておそるおそるスカートをまくる。
 躊躇いがちに触れると、下着が少し濡れていた。ただ確認するために軽くなぞっただけだというのに、肩がひとりでに震える。
 熱が、疼きが、餓えが少しだけ落ち着いたような心地になってしまう。自分のはしたなさを突きつけられて、涙がじわりと浮きあがる。こんなこと、璃音に知られたら。
 けれどこの疼きを持て余したまま会ってしまえば絶対に彼には勘づかれる。触れておさまるなら、と意を決してそろそろと指を動かした。
 すでにそこは、ぬるりと湿っていた。きつく目蓋を閉じて指をそろりと挿し入れる。何度も刻みこまれた彼の熱を、手繰りよせるように。名残はすぐに小さな波となって押し寄せた。

「……っ、……」

 シーツを強く握り締めて、枕に唇を押さえつける。自分への嫌悪はどこかへ飛び、かすかな快楽に、いつしか鈴音は喉の奥で甘く啼いていた。
 誰もいないとはいえ、ここは保健室だ。しかも空はまだ明るい。放課後の生徒会室で交わされる蜜事と似た背徳感にぞくりとした。
 まぶたの裏で愛しい彼を浮かべながら、決して感づかれることのないようにひっそりと動く。

(もう、とっくにおかしくなってる……)

 まさか自分がこんなことをするなんて。璃音に抱かれて、彼の想いを一身に捧げられてきたけれど、あまりにも甘い毒を覚えて、もうその味からは逃れられなくなってしまった。
 璃音の動きを真似て、ためらいながら中指を深くしずめてみた。勿論、自分の指では彼のそれと同じ感覚は得られない。
 けれど気付いてみれば、必死に行為の最中の璃音を思い描きながら、つたなく花芯に触れていた。
 優しく、柔らかに、または荒々しく璃音は鈴音の隅々を探るようになぞる。

「……あ、っ……」
 
 熱のこもった声が吐息まじりに零れて、おろした髪がシーツの上で波のようにうねる。己が今どういう状態なのか気にする理性は消えていた。ひたすらに璃音の肌の熱を追いかけて、彼と同じように、自分の一番感じる場所を手折っていく。

「……っ、り、お……」

 思わずかすかな声で彼の名前を呼べば、鈴音の蜜壺は細い指を切なく締めつけた。花襞の奥がひとつ鼓動を刻み、生温かい蜜が次々と湧き出してくる。

「や、……ん――っ」

 枕に強く顔を押しつけて声が漏れないようにして、鈴音は自分の指の動きをゆっくり速めていった。
 思い浮かぶのは、鈴音を抱く時の璃音だけだった。彼の息遣いや、熱を、囁きを、一つひとつ辿っていく。
 最中では何度も鈴音を呼ぶ。最初は熱っぽく、甘く柔らかに責めて、果てるときはどこか切羽詰まった声色で求めてくれる。
 身体が、どんどん熱くなっていく。高まっていく。もう指は璃音のそれとしか想えなくて。
 どんどんのぼりつめて、ついに快楽の高波にさらわれる。腰がびくりと震えた。
 けれど、その熱の昂ぶりはそこまでが限界だったようだ。璃音から与えられる、甘い熱とは、ほど遠い。煮え切らない快感の中に取り残され、鈴音は息を調えるのも忘れて途方にくれた。疼きや熱は、彼女の腹の底でそのままくすぶり溜まったままだ。
 璃音のするように最後まで辿り着くことができないことが、切なくてたまらない。中途半端に放り投げ出された〝情欲〟を抱きしめるように身体を腕でかこった。

(……璃音が、こんな風にしたのに。……璃音じゃないと、だめなの)

 熱にうかされながら、おもう。次に触れてもらえるのはいつになる?
 早く、彼の肌でこの体を慰めてほしい。満たして、何も考えられなくなるまで溺れてしまいたい。
 強く抱きしめられながら、〝鈴〟と、飽きる程呼んでほしいのに。
 全身のだるさも手伝って、鈴音はそのままうとうとと眠りについた。その胸に、恋人への狂おしさを抱いたまま。
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