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シュアラ編中心サイト。
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プロフィール
HN:
沙羅の語り部
性別:
女性
自己紹介:
沙羅ノ国。一般的には「シュアラ」の呼称がつかわれている。
帝と巫女姫が執政を行うこの国の、雅で切ない物語。名無しの語り部が語るとしよう。
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学園プレイっつったら鉄板ですね。!!!!!!!






 璃音が柔らかく自分の手を絡ませながら、唇が触れるその時が、一際好きだった。
 璃音の背中のシャツを握りしめる手から、だんだんと力が抜けていく。するりと腕が零れ落ちる前に、強く手首を引き寄せられる。まるで、許さないとでも言うように。一瞬離れそうになった互いのつながりは、更に深くなった。

「……っ、ん……ぁ……っ」

 熱い痺れが背中をかけのぼる。耐えきれずに零れた声が、生徒会室に響いた。カーテンは閉められているけれど、窓は開いたままだ。声を堪えなくてはいけないと思うほど、鈴音の芯は熱く蕩けてしまう。
 膝の上に乗っているせいか、いつもとは違う体勢に戸惑いとともに、湧きあがる狂おしいほど切ないなにか。それを見透かすように、鈴音の胸元をくつろげて舌を這わせていた彼の碧い瞳がすうっと細められる。下から見上げられて、またずくりと身体の奥が疼いた。
「鈴、可愛い。――けど、あんまり声が大きいと聞こえちゃうよ?」
「……や、ぁっ……」
 耳たぶを愛撫されながら囁かれて、鈴音はたまらず仔猫のように啼いた。たまわらず逞しい首にすがりつくと、膣(ナカ)に入ってくる馴染んだ長い指が自然と深くなる。鈴音は与えられる愉悦に涙を浮かべながら身体を震わせた。
「璃音っ、だめ……こんな、つくえの、うえなんて……っ」
 花襞の奥から濡れた音が鳴って、たちまち羞恥が襲う。ゆったりと動めきはじめる指に、電流のような甘い痺れが、宙に投げ出された爪先まで走る。
「だって、鈴が可愛いから」
 その声に、淫らな音が、一層増したのを自覚すると鈴音は思わず顔をそむけた。
 高等部の生徒会室は、基本津鬼蒼太と天武璃音が根城としている場所だ。
 けれど、蒼太が弓道部の部活に忙しくなり、英一も塾にいそしむようになると、二人っきりになることが多く、いつしか自然な流れで求められるようになってしまった。
 勿論、鍵は璃音によってしめられているし。特別室が中心にあるこの棟の四階は、放課後水を打ったように静かになる。
 学年が違うから、会えるのは必然的に昼休みか放課後。鈴音は璃音と二人きりで過ごせる時間が限られているからこそ、大事に過ごしたいと思っていた。
 璃音は優しい。一緒にいられるだけでも嬉しい。でも、璃音がひとたび鈴音を抱き寄せて『すず、可愛い』と言われればあっというまに全身が蕩けてしまう。
「――机、汚しても構わないよ? 月曜日に俺、使うけど」
「や、……ぁっだめっ、だめっ!」
 璃音の言葉に、かっと頬に熱が走る。鈴音の秘唇からまた新たに溢れて垂れた蜜。顔を覆ってしまいたいほど濡れそぼっているのが分かる。これでは、璃音の座る机を汚してしまうのも仕方ない。笑みを含んだ声に耳がすくむ。
「わ、わたくしが、いやぁ……っ……」
 掠れた声で、恥ずかしさに涙を零しながら、解けた髪を力なく振る。だって、月曜日には、自分もここにくるのだ。なのに、理性はぐずぐずにとけてしまって、捧げられる悦びに声をできるだけ殺すしかできない。
 おたがい高校生で、璃音は受験を控えている。場所や時間がない中で、ほとんど肌を重ねることはできない。けれど、この時間だけ、誰そ彼時のほのかな夕闇の中だけでは、思いきり熱を重ね合える。
 それが鈴音には、はしたないと思いつつも嬉しいものだった。璃音に少し意地の悪いことを言われても、それせえも、甘美だと告白したら、なんて淫らな女なのだと思われてしまうかもしれない。されるがままになりながら、鈴音は頭の隅でそんなことを考えていた。
「や……ぁっ、ん――ッ」
 あまりの快楽に堪え切れず、誰もいない教室に声が響いてしまう。もう、押し殺すこともできない。
 涙目で訴えると、璃音が素早く鈴音の唇を深く奪う。舌が絡めば、声は大分大人しくなるけれど、安堵しながらも何かが物足りない焦燥が心を疼かせる。
 鈴音は彼に自分の身体を味わいつくされるこの行為に、愉悦を感じずにはいられなかった。彼の指がとめどなく溢れるはしたない欲で汚れていることを考えるだけで、呑み込む秘められた場所がおのずときゅう、と締まる。
「……、や、とまら、な……あっ……、ごめ、な……」
「気にしないで良いよ。それより、もっと感じて」
 乱れた服の合間、キスの雨を降らされながら、指が二本増やされる。ますますその動きは速く、激しくなっていく。
 鈴音の下着は使い物にならないほど濡れそぼり、それがまた鈴音の羞恥心を強く揺さぶった。
 英一も、蒼太も、他の役員達。彼らは、まさか鈴音と璃音がこんなところで、肌を重ねているなどと夢にも思わないだろう。
 鈴音が身悶えして、喘いでいたこの場所。明日には何も知らない先輩や後輩が自分の仕事にとりかかったり、他愛ないおしゃべりをして笑ったりする、空間で。
(……でも、やめられない……)
 唇が欲しい。鈴音は熱に浮かされたまま、ささやかな乳房を舌でなぶる璃音にすがりついた。
 鈴音の意図に気付いた璃音が顔を上げて、激しい口づけが交わされる。視界の端で、はらりと璃音がといたネクタイが床に落ちた。
 背徳感に苛まれたままの行為は、辺りが闇に包まれるまでひそやかに、甘く続いた。
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