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プロフィール
HN:
沙羅の語り部
性別:
女性
自己紹介:
沙羅ノ国。一般的には「シュアラ」の呼称がつかわれている。
帝と巫女姫が執政を行うこの国の、雅で切ない物語。名無しの語り部が語るとしよう。
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幽(あお)き鏡とよみます。仮タイトルです。OPイメージは「I believe~海の底から~」ですがこのシーンがお話のどのあたりに来るのかはまだわかりません。たぶん真ん中……?←(160121)|推敲第二回目(160122)







 世界でいちばん大好きなひびきを、
 さいごのその時まで紡がせて。





***********






「……さん。東鬼さん」
 肩を強く揺さぶられて、意識が浮上した。クラスメイトが心配そうに沙緒を覗き込んでいる。教卓の方を控えめに指され、顔を上げれば怪訝そうにこちらを見ている教師と視線があう。
「具合でも悪いのか?」
「いえ……大丈夫です。すみませんでした」
「期末試験も近いのだから気を付けなさい。では、小野塚、解いて」
 自分に集中していた注目が遠のく。けれど、いくつかの好奇の視線はそのままだった。気付かないそぶりでシャーペンを動かす。
 三学期が始まってから、流稀がぱたりと迎えに来なくなった。しかも沙緒はうわのそら。中学からなにかと目立ってきただけに、その変化を高校生が見逃すわけもなく。さざ波のように噂は広まっていた。
『東鬼さん、大宮寺先輩と別れたらしいよ』
『へえーどっちが振ったんだろうね』
『いやまだ別れてないでしょ。喧嘩してるんだって』
『破局寸前ってやつ? お互いフリーになったら大変そう』
 可哀想にね、と当てこすりする知らない生徒。三年生の先輩達には呼びだされ、直接噂の真偽を確かめられた。すぐに否定したものの、心のどこかで頼りなげな気持ちがあったこともあり、納得させるほどの効力はなかったようだ。
(誰かがどう考えるかは、どうだっていい。だいじなのは、自分の気持ちなのだから)
 言い聞かせるように胸の中で呟いて、黒板を見つめた。五限目もあと数分で終わる。
(先輩も、講義中かな)
 それとも、店の方にいるだろうか。年始からは、体調不良の名目でアルバイトを休んでしまっている。接点がなくなれば、大学生と高校生の生活サイクルが重なることはない。
 週末の道場の様子を遠巻きに見つめるだけで、クリスマスにちゃんと話した記憶が、ずいぶん昔のことのようだった。
「今日はここまで。日直は冬休みの課題を集めて職員室に持ってくるように」
「えー……めんどくさーい」
 日直担当の生徒がしたたかに文句をたれる。それを皮切りに四方八方からまだ全部解き終わっていないだの、家に忘れただの声が上がる。
「今日の最終下校までに提出しろ」
 教師はつれなく宣告し、期限延長の懇願も聞き入れないまま教室を出ていく。終礼の鐘が鳴り、真っ先に机に提出したのは学級委員の一ノ瀬だけだった。
「一ノ瀬コピーさせて!」
「やだね。……いま提出できる奴、挙手」
 沙緒はそろそろと手を挙げる。一ノ瀬は嘆かわしそうにため息をついた。それにならって沙緒も左右を見て気まずげに肩を竦める。どうやらいまの段階で解き終わっているのは一ノ瀬と沙緒だけだったようだ。
「あと二枚だけなんだよー。時間くれよ」
 量が量だけにクラスのほとんどが最後まで終わってない様子だった。日直の女生徒は周辺の友達と見せ合いっこを始め、ものの三分ほどで適当に終わらせてしまった。
「あたしクリアーっと。用事あるから暇なやつもってってー」
 クラスメートの非難の眼差しに気付いているのかいないのか。化粧ポーチを出してリップを塗り直す彼女は帰る気満々である。周りの友人たちもビューラ―やコテなどを取り出して身だしなみを整え始めた。魔法のようにくるくると形を変える色素の薄い髪をぼんやり眺めていると、その集団の一人と目があった。
「東鬼さん、帰宅部だったんじゃない?」
「ひま?」
「おい、日直は松下だろ」
 一ノ瀬の指摘を無視して、少女たちは小馬鹿にしたように笑い合う。
「どうせ一ノ瀬のプリントが見られなかったら東鬼さんが見せるしかないじゃん」
「べつに、忙しかったらいいんだよ? 彼氏いるもんね」
 猫なで声が耳を刺す。沙緒は目線を一瞬下げてから笑いかえした。
「用事ないから、わたしが持ってくよ」
 もとから友人に、全部を写さないまでも、解き方を教える約束をしていた。そのまま持っていくだけのことだ。
「さすが。やーさしいー! 一ノ瀬も見習いなよねー」
「東鬼さんが日直の時はかわるかんね」
 すっかり化粧をし終えた松下たちは軽い足取り教室を出て行った。一ノ瀬は呆れ果てたと言わんばかりに舌打ちをしてさっさと部活に向かってしまう。男子は一ノ瀬の姿が見えなくなると教卓に残されたプリントの争奪戦をはじめてしまった。
「沙緒の悪い癖。断りなよ」
 沙緒の机の前に座った早弓(さゆみ)はばっさりと言い切った。ショートカットを揺らして制服の上にパーカーを羽織った少女からは活発な印象を受ける。親友を見上げて沙緒は首を振る。
「暇なことは事実だもの」
「だからって……、もう。こうなったら早く終わらせるからね。解き方教えて」
「東鬼さん。あたし達もー」
 気分を切り替えた早弓に同調し、クラスメートがわらわらと集まってくる。苦笑しつつ沙緒は例題に沿って説明を始めた。この課題は、冬休みにエイロネイアで流稀から教えてもらって終わらせたものだ。設問を指していた長い指が、浮かんで消えた。
(どうして、ここまでもつれちゃったかな……)
 羞恥心を隠すことに必死で、いつの間にか目もあわせられなくなっていた。その内流稀から声をかけられることもなくなって。当然の結果だというのに、心はどんどん切なさで覆われる。身勝手な感情を抱える自分が情けなかった。
 とるべき行動は分かっている。これ以上こじれる前に、直接会って話せば良い。それが難しいなら、手紙でも。理解し、いざ行動しようとするが、できない。
 軽い頭痛におそわれて、そっとこめかみを抑えた。〝体調不良〟はここ一カ月ほど視ている『悪夢』が原因だ。深くものを考えられず、気を抜けばそのまま眠りに引きずり込まれてしまう。それが、ここのところ毎晩続いていた。
 今朝は特にひどかった。奈留に起こされていなかったら、そのまま還ってこれなくなっていただろう。
 ――誰かの『夢』が自分を捕らえようとしている。
 京都から澪や璃音が来ていること。風花が奈留を沙緒の傍に置いた理由。この二つが偶然であるはずがないのだ。
 このまま任せきりで良いのだろうか。普通であることに拘りすぎて、大事なことを見落としている気がする。
「あ、わかった。こうかっ」
 早弓の歓声によって現実へと引き戻される。他のクラスメートもコツを掴んでさらさらと解いていった。最終下校には充分間に合いそうだと沙緒は微笑んだ。


 ※ ※ ※

 
 鏑木結弦は落ちかける目蓋を必死に押し上げていた。抑揚のない教授の声は「さあ寝ろ」と言わんばかりのリズムで結弦の眠気を誘う。
 だがこの単位を落とすわけにはいかないのだ。せっかく内定を頂いたというのに卒業できないとなれば、愛しの恋人から軽蔑される。それだけは嫌だ。
 親からさっぱり期待されていない結弦を、本人以上に気にかけるのは早弓だけである。継母が連れてきた妹の彼女に対して、思春期にはひどい勘ぐりをいれることもあったのに、こうして相思相愛になれたのだから不思議なものだ。
 問題は山積みだが、自分と早弓の気持ちが繋がっている限り、なんとかなるさと踏んでいる。
(俺のおおらかさには惚れぼれするぜ……)
 適度に自分を褒めることも忘れてはならない。モチベーションを維持するためには必要だ。早弓からは冷たい眼差しで『うぬぼれ屋』などと言われるだろうけれど。
(しかし、隣のこいつも、おおらかには変わらないのだろうが……)
 結弦は完全に眠りの住人になっている流稀をちらりと横目で伺った。流稀と被る講義は片手で数える程度だが、どの時間でもこの様子である。目の下にある薄らとした隈をのぞけば、去年と変わらない。それにしても、憎たらしい綺麗な顔立ちである。父親に会ったことがあるが、この人も年齢不詳の麗人。ああ、イケメンの子はイケメンなのだなと妙に納得した。
 この男にしておくにはもったいないほどの容姿に恵まれた流稀の変化について、先日鶫にそれとなく話を振ってみた。曰く『シシュンキをこじらせている』らしい。確かに結弦にも思春期の眠れない夜には身に覚えがある。押し入れに隠してある成人指定雑誌に誘われるまま、よこしまな妄想にふけったり、一つ屋根の下にいる早弓に劣情を催したりよるうな最低野郎だった。悶々と夜を過ごし、立派な隈をこさえて学校に通ったものだ。
 けれど、流稀のコレは、自分が過ごしてきた思春期とは違うということぐらいは分かる。もともと物事を深く考えるような性格ではないし、楽しいこと好み、その楽しさを常に全身であらわすようなタイプだ。
 その流稀が悩んでいる。これはかなりレアなのではないか。いや面白がっているわけではなく。
 冬休み明けにはこの状態だったから、まあ冬休みの間にあの大人しそうな恋人と何かあったのだろう。
 なんの因果かその少女と自分の彼女が親友であるという事実に、奇縁を感じてしまう。
 早弓によると、流稀の彼女――沙緒も冬休み明けから様子がおかしいのだとか。もともと白い頬は青白く、心なしか痩せていっているようだと心配していた。
(ただのイロコイのもつれじゃあないよなあ……)
 ふとサイレントにしてあるスマホに通知が入った。いままさに思い浮かべていた早弓からである。
『傘忘れた』
 絵文字もなければ句読点もないメッセージ。なんて見事なそっけなさ。結弦は苦笑してしまった。窓を見ると、ちらほらと雪が降り始めていた。
 やむかやまないかは問題ではない。不器用な甘えを見抜かなければ彼氏から降格してしまう。
(あ、そうだ)
 流稀も誘えばいいじゃないか。よく分からないが顔を合わせて話せば良い。別に嫌いあっているわけではないのだから。
 そうと決めたら起こさねば。結弦は麗しの眠り姫(笑)をシャーペンでつつこうと身体を動かした。すると、流稀のスマホの液晶が点滅し始める。
「……電話?」
 その割にはどこかおかしい。結弦は手を伸ばして流稀のスマホに触れた。点滅が消える。眉をひそめて、かすかな雑音を響かせる昏い液晶を覗きこむ。
 自分が、映っていなかった。
 結弦はぞっと身をすくませる。そのかわり液晶の闇は水面のように揺れて波紋を描きはじめた。
『――イ』
 途切れ途切れの雑音が低い〝声〟だと認識した瞬間、結弦はスマホから乱暴に手を離した。
 がたり、と音をたててスマホが椅子と椅子の間に落ちる。何も言えない。舌が上あごにくっついてしまったかのようだ。結弦は得体のしれない恐ろしさに、おののき震えていた。その傍らで、流稀がのろのろと目を覚ます。
「なんだよ。ゆづー……」
「……っ、おま……それ……」
「んー? 落とすなよなあ」
 流稀が拾い上げると、着信を告げる音が鳴り響く。大教室の一番後ろだから、数人の生徒が振り返る程度で済んだ。
 寝ぼけ眼だった流稀が少し表情をあらためる。
「沙緒……」
「え、東鬼ちゃんから?」
「うん。ちょっと出てくる」
 そのまま大教室を足早に出ていく流稀の背中を見送りながら、結弦は漠とした不安を覚えた。


 ※ ※ ※

 
 千切れた雲の狭間から夕陽が差し込み、世界を琥珀色に染め上げていく。
 教室にはもう沙緒と早弓しかいない。課題が全員分あるか数える沙緒に、早弓は気さくに声をかけた。
「遅くなっちゃったし、一緒にかえろう」
「鏑木さんが来るんじゃあないの?」
 とんとん、と机でプリントの角を整えながら尋ねると早弓はふいっと顔をそむけた。
「あたしと沙緒を送り届ける為にメールしたんだからいいの」
 ほんのり染まった頬は、夕暮れのせいだけではないだろう。沙緒は小さく笑った。
「気持ちは嬉しいけど、兄に迎えに来てもらうからだいじょうぶ」
「大宮寺先輩も呼ぶ? たぶん今日は結弦と一緒の講義だったと思うけど」
「余計なおせっかいはやめておけよ、鏑木」
 割り込んできた第三者に、早弓は不機嫌そうに眉をしかめた。教室の入り口に立った一ノ瀬は部活を抜け出してきたのか、休憩中なのか、ジャージ姿のままだ。
「あんたには関係ないでしょ。一ノ瀬」 
 そのまま睨みあいを始めた二人に、沙緒は慌てて声をかける。
「さゆちゃん。ありがとう。でも……」
「関係ないのはお前もだろ。他人の事情に首をつっこむのはやめとけよ。東鬼が自分で連絡すれば良い話だろ」
 憤然と腕を組んで一ノ瀬は沙緒を睨んだ。早弓は隣で頬を膨らませている。こくりと唾をのみこんでから沙緒は一ノ瀬の視線を受け止めた。すると、意外なほど真摯な声で、一ノ瀬が言葉を紡ぎ出す。
「俺が聞きたいのは、東鬼が大宮寺先輩との関係を、いつも誰かに任せるようなもので良いのかってこと。……おまえ、その程度の気持ちで付き合ってたのかよ」
「ちがうっ」
 自分でも驚くほど大きな声がまろびでる。その拍子に、抑えこんでいた気持ちが騒ぎだして止まらなくなっていた。
「……先輩と、いっしょにいたいよ」
『どっか行ってみたくなったときは、ついて来てください』
 淡く浮かんだ笑顔に、途切れていた何かが一瞬で結びついたようだった。
「たとえばすごく遠いところでも、場所は関係ないの。流稀先輩といる」
 凝っていた想いも一緒に吐き出しきってから、目の前の一ノ瀬と早弓が棒立ちで自分を見つめていることに気付く。
 無理はない。いつもの沙緒からとうてい想像のつかない言動であったのは当の本人も認めるしかなかった。
「あ、あの……あの、ごめんね。大きな声で……」
「なんだ。沙緒、言えるじゃん」
「え?」
 早弓はどこか安心したように笑って沙緒の肩を優しく叩いた。まばたきをして一ノ瀬を見ると、こちらはいつものあきれ顔だ。
「そういうことは、先輩に言えよ。俺たちに言ってどうすんだ」
「そのとおり、です……」
 肩をちぢこまらせて俯くと、ずいっと白い携帯を差し出される。四葉のストラップがぶらさがったそれは、机の上に置いていた自分のものだと気付くのに、数秒の時間を要した。
「ええと?」
 一ノ瀬は無言のまま携帯を差し出したままだ。その横で、早弓がプリントの半分を抱えあげる。
「メールでも、電話でも。沙緒が良い方選んで連絡してみなよ。プリントはあたしたちが持って行っておくから。でしょ、一ノ瀬」
「東鬼に任せておくと課題がなくなりそうだしな」
「またそんなこと言って。提出したらこっち戻ってくるから」
 沙緒が声をかける暇も与えず、早弓と一ノ瀬は教室を後にしてしまった。ぽつんと残された沙緒は、手の中の携帯を見下ろす。
 番号キーを指でなぞり、突起がついた5番のボタンで動きを止めた。何かあった時、見なくても押せる場所。
 ここに、流稀の番号が入っている。
(……逢いたいの)
 あふれでた気持ちが、そっと背中をおした。静かに教室を出て、廊下を歩きながら、震える手で五番のキーを押す。
 ゆっくり耳にあてると、一瞬の沈黙の後、コールがひとつ鳴った。頬に熱が集中する。切ってしまいたいと怯えと、今すぐ声が聞きたいという心のせめぎ合いを堪えている間に、ふたつ。みっつ。
 放課後の、人気のない場所を、と特別教室棟側の階段を下りる間によっつ、いつつ。
 ぷつり、と呼び出し音が途絶えて鼓動が跳ねた。

『――沙緒?』

 大好きな声が鼓膜を震わせる。制服のスカートを握りしめて、沙緒はかすれた声で応えた。
「はい。お久しぶりです。……流稀先輩……」
 何か、何か。急いてしまって途切れ途切れの言葉だというのに、流稀はじっと待ってくれていた。その時間さえも、愛しくて。
 彼に名前を呼ばれないでいられたこの一ヶ月間が、嘘のようだった。そして、自分がいま、音にのせて流稀を呼ぶことのできる幸せをひたすら噛みしめる。
 踊り場まで辿りつき、冷たい壁に背中をつけて深呼吸を繰り返してから。
「あのね、流稀先輩……今日、一緒に……」
 ふいに、背後からぽんと肩を叩かれる。沙緒は不自然に言葉をとぎらせ、携帯を耳にあてたまま振り返る。
 夕闇のなかで、自分と同じ白いセーラー服の少女が綺羅と光るものを手渡してきた。
「これ、落としましたよ」
 そのまま条件反射で受け取り、お礼を言おうと顔を上げた。けれど、この状態に違和感を覚える。
(――振り返る?)
 いま、沙緒は真後ろから声をかけられた。それはおかしい。だって、背中は、壁に、預けていたのだ。人が立てる隙間などない。
 不気味になって身じろぎもできないままの沙緒に、いぶかしげな声が届いた。
 
『沙緒? どうした?』

 通話中の電話をまだ握っていることに気付くが、恐怖にさらされきった子羊のように震えることしかできなかった。
 一段と夕昏が濃くなったと思うと、景色がぐにゃりと歪んだ。流稀の呼ぶ声がはるかかなたに遠ざかる。
 目の前の少女は〝鏡〟の中で頬笑みを深めた。ゆっくりと、細い腕が伸びて来る。
 壊れやすい卵を扱うかのように沙緒の頭を片手で引き寄せ、携帯をあてている耳元で吐息のように囁いた。
「か え さ な い」
 それは、地を這うような男の声だった。蛇のように腕が細腰に絡みつく。ぞっとするほど柔らかな抱擁が沙緒を襲った。ひきつった悲鳴もろとも、鏡の中に呑みこんでしまう。
 てのひらから滑り落ちた携帯が床に叩きつけられる音だけが、誰もいない踊り場に木霊した。
 真っ赤に染まった太陽が、砕けた鏡のように夜の底へ零れ落ちていく。
 わずかに光を弾いていた携帯は、闇の帳に隠された。
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沙緒ちゃ…!
さっさと救いに行けるっきー!( ゚Д゚)と雷を落としたい気持ちでいっぱいです。でも我慢して無事を祈ります…!
いっちー立派になって…! 早弓ちゃんも心強い親友ですね。
梧香月 2016/01/21(Thu)23:25:00 編集
るっきぃい!
ありがとうございます。しゃおちゃなりに頑張って夢を終わらせてきます。
るっきーもはよ目覚めてね……!
いっちー、君にこの数年間なにがあったのか親の私でもびっくりするほどダヨ……!
さゆも良い感じで動いてくれて鏑木ブラザーズに多謝(*´∀`*)

推敲しようと印刷したら誤字脱字がひどすぎて泣きたいwwwww
小春 2016/01/22(Fri)12:49:46 編集
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